「あれ?pixelの写真、動くんだけど!?」
Google Pixelで撮った写真がギャラリーでアニメーションみたいに動いて、びっくりした経験はありませんか?
「なんで動くの?止めたい!」「もっと面白い動きのある写真を撮ってみたい!」そんな風に思ったあなたへ。
この記事を読めば、もう大丈夫!Pixelの写真が動く主な理由である「モーションフォト機能」の仕組みから、具体的なPixelでのモーションフォトの使い方、便利なトップショットの保存方法、そして意図的にオフにする設定まで、すべてスッキリわかります。
さらに、夜景の光跡が美しい「長時間露光」や、躍動感あふれる「アクションパン」といった、ワンランク上の撮影テクニックやり方も徹底解説。この記事一つで、pixelの写真が動く事に関するあらゆる疑問を解決し、あなたのカメラライフをもっと楽しく、クリエイティブに変えるヒントをお届けします!
Pixelの写真が動く基本編|モーションフォト・トップショットを使いこなす

Pixelの写真が動く主な理由であるモーションフォト機能について、設定方法から活用法まで解説します。なぜ写真が動くのか、どうすればコントロールできるのか、そしてこの機能を最大限に活かす「トップショット」とは何か。ここでは、その基本をしっかりと押さえていきましょう。初心者の方でも安心して理解できるよう、ステップバイステップで説明していきます。
Pixelの写真が動くのは主に「モーションフォト」が原因、理解すれば便利な機能に!
Google Pixelで撮影した写真が、まるで短い動画のように動きはじめたら、少し驚くかもしれませんね。
実はこれ、Pixelに搭載されている「モーションフォト」という機能が働いている証拠なんです。
多くの場合、初期設定でオンになっているため、知らず知らずのうちに使っている方も多いでしょう。でも、この機能の仕組みと使い方を知れば、「なんで動くの?」という疑問は、「なるほど、便利かも!」という発見に変わります。
このセクションでは、まずこの写真が動く現象の基本であるモーションフォトとトップショットについて、その仕組みから具体的な使い方、設定方法まで、わかりやすく解説していきます。
シャッター前後を動画記録、AIがベストショット提案
なぜモーションフォトをオンにすると写真が動くのでしょうか?その理由は、シャッターボタンを押した瞬間の前後、約1.5秒間(合計3秒程度)の短い動画(音声なし)を、通常の静止画と同時に記録しているからです。だから、Googleフォトなどの対応アプリで見ると、その動画部分が再生されて写真が動いているように見えるのです。この機能は、動きのある被写体、例えば、元気いっぱいの子供やペット、スポーツの瞬間などを撮影するときに特に役立ちます。一瞬の表情や動きの変化まで捉えてくれるので、静止画だけでは伝えきれない臨場感を残すことができます。
そして、モーションフォトの素晴らしい点は、ただ動画を記録するだけではないことです。「トップショット」という機能が連携しており、記録された短い動画の中から、AI(人工知能)が「これがベストショットではないか?」という瞬間をいくつか提案してくれるのです。例えば、集合写真で誰かが目をつぶってしまっていても、トップショットの中に目を開けている瞬間があれば、それをベストショットとして保存できます。シャッターチャンスを逃した!と思っても、後から救済できる可能性がある、非常に賢い機能と言えるでしょう。初期設定でオンになっていることが多いのは、こうしたメリットを多くのユーザーに体験してもらいたいというGoogleの意図があるのかもしれませんね。
具体的な使い方と設定方法
それでは、実際にモーションフォトとトップショットをどのように使うのか、具体的な手順を見ていきましょう。ステップごとに説明します。
モーションフォトとは?写真と一緒に短い動画を記録
モーションフォトは、前述の通り、シャッターの前後を含む短い動画を記録する機能です。静止画の画質自体には影響ありません。あくまで「おまけ」として動画が付いてくるイメージです。この動画部分は、Googleフォトアプリで写真を開き、画面を長押しするか、写真上部に表示されるモーションフォトのアイコン(円の中に再生マークのようなアイコン)をタップすることで再生を確認できます。動きのある被写体、例えばジャンプした瞬間や、ペットが可愛い仕草をした時などに使うと、その場の雰囲気がより伝わる記録になります。ただし、動画データも一緒に保存されるため、通常の静止画よりファイルサイズが少し大きくなる点には注意が必要です。
Pixelモーションフォトの基本的な使い方|オン/オフ設定と確認方法
モーションフォトを使うかどうかは、カメラアプリで簡単に切り替えられます。
- Pixelのカメラアプリを開きます。
- 画面上部(または設定メニュー内)に、モーションフォトのアイコン(円の中に再生マークのようなアイコン、または斜線が入ったアイコン)が表示されています。
- このアイコンをタップするだけで、オン(アイコンに斜線なし)とオフ(アイコンに斜線あり)、または自動(Aのマーク)を切り替えられます。「自動」の場合、Pixelが動きを検知した場合などに自動でモーションフォトを記録します。
- どちらの設定になっているかは、このアイコンを見れば一目でわかります。撮影画面で常に確認できるので、撮りたいシーンに合わせて切り替えるのがおすすめです。「Pixel カメラ 設定 モーション」などで検索すると、公式ヘルプでも確認できます。
決定的瞬間を逃さない!Pixelトップショットでベストな写真を選ぶ・保存する手順
モーションフォトで撮影した写真の真価は、Googleフォトアプリで発揮されます。
- Googleフォトアプリを開き、モーションフォトで撮影した写真(右上にモーションフォトアイコンが表示されています)を選びます。
- 写真の下部にある「編集」ボタンをタップします。
- 編集メニューの中から「トップショット」または「フレーム」といった項目を探します(バージョンにより表示が異なる場合があります)。
- 動画のタイムラインが表示され、スワイプすることで前後のフレームを確認できます。AIが推奨するベストショット候補には、白い点が表示されていることが多いです。
- 気に入った瞬間を見つけたら、「コピーを保存」や「ベストショットとして保存」といったボタンをタップします。これで、選んだフレームが新しい静止画として保存されます。「Pixel トップショット おすすめ 保存」といったキーワードで検索すると、より詳しい使い方の動画なども見つかるでしょう。元のモーションフォトを残したまま、ベストな静止画だけを切り出せるのがポイントです。
モーションフォトが不要な場合の完全オフ設定
動く写真は必要ない」「ストレージ容量を節約したい」という場合は、モーションフォトを完全にオフにしておくことも可能です。
- カメラアプリを開きます。
- 画面上部のモーションフォトアイコンをタップし、「オフ」(斜線が入ったアイコン)の状態にします。 これで、以降の撮影ではモーションフォトは記録されなくなります。バッテリー消費をわずかに抑える効果も期待できるかもしれません。「モーションフォト デメリット」「Pixel バッテリー節約 写真」といった観点からも、オフ設定は有効な選択肢です。設定はいつでも変更できるので、必要に応じてオンに戻すことも簡単です。
モーションフォト撮影時によくある疑問と解決策
画質は落ちる?
基本的に、メインとなる静止画の画質はモーションフォトのオン/オフで変わりません。動画部分はあくまで付加情報です。
音は記録される
いいえ、モーションフォトで記録される短い動画には音声は含まれません。
ファイルサイズは?
通常の静止画より少し大きくなります。動画データが含まれるためですが、極端に容量を圧迫するほどではありません。ただし、大量に撮影する場合はストレージ容量に影響が出る可能性はあります。
すべての写真で動くわけではない?
「自動」設定の場合、Pixelが動きを検知しないと判断すれば、モーションフォトは記録されません。確実に記録したい場合は「オン」設定にしましょう。
設定を理解し、シーンに合わせて使いこなそう!
ここまで見てきたように、Pixelの写真が動く「モーションフォト」は、決して謎の現象ではなく、Pixelのカメラをより楽しく、便利にするための機能です。
その仕組みと設定方法、そして「トップショット」によるベストショット選びを理解すれば、写真が動くことに戸惑う必要はありません。むしろ、動きのある瞬間を捉えたり、シャッターチャンスの失敗を減らしたりするための強力な武器になります。常にオンにしておくのか、必要な時だけオンにするのか、あるいは完全にオフにするのかは、あなたの使い方次第です。ぜひ、カメラアプリの設定を確認し、自分にとってベストな方法を見つけて、Pixelでの写真撮影をさらに楽しんでください。
応用編|長時間露光・アクションパンで印象的な一枚を

モーションフォト以外にも、Pixelには動きを表現できる撮影モードがあります。ここでは長時間露光とアクションパンの使い方を紹介します。これらの機能を使いこなせば、まるでプロが撮ったような、ドラマチックで印象的な写真をPixelで撮影できるようになります。日常のスナップから一歩進んだ、クリエイティブな写真表現の世界へ足を踏み入れてみましょう。
Pixelなら長時間露光とアクションパンでアーティスティックな写真が撮れる!
Google Pixelのカメラの魅力は、日常のスナップを手軽にキレイに撮れるだけではありません。それが「長時間露光」と「アクションパン」という、少しアドバンストな撮影モードです。これらは、カメラのシャッタースピードを巧みにコントロールすることで、動きのある被写体や光を、肉眼で見るのとは全く異なる、芸術的とも言えるような印象的な写真に仕上げることができる機能です。「長時間露光」を使えば、夜景の車のライトが光の筋になったり、滝の水がシルクのように滑らかに流れたりする幻想的な写真を。「アクションパン」を使えば、走っている人や車などの被写体はシャープに捉えつつ、背景だけが流れるようなスピード感あふれる写真を撮ることができます。これらのモードは、特別な機材がなくてもPixel本体だけで楽しめるのが大きな魅力です。このセクションでは、これらの応用的なテクニックの使い方とコツを、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
シャッタースピード制御で光と動きをドラマチックに演出
なぜ長時間露光やアクションパンを使うと、そんな特殊な写真が撮れるのでしょうか?その秘密は「シャッタースピード」の制御にあります。
- 長時間露光: 通常の写真撮影では、シャッターは一瞬だけ開いて光を取り込みます。しかし長時間露光モードでは、意図的にシャッターを開けている時間を長くします(数秒間など)。その間に動いた光(車のヘッドライトなど)は、光の軌跡として写真に記録されます。また、滝や川の水のように常に動いているものは、その動きが平均化されて、非常に滑らかで幻想的な描写になります。この効果を得るためには、カメラを完全に固定することが非常に重要です。少しでもカメラが動いてしまうと、全体がブレた写真になってしまうからです。
- アクションパン: こちらは長時間露光とは逆に、動きのある被写体を追いかけながら撮影するテクニックです。シャッタースピードは、背景が流れる程度に少し遅めに設定されます。撮影者は、動いている被写体(例えば走っている犬)にPixelのカメラを向け、被写体と同じスピードでカメラを水平に動かしながらシャッターを切ります。Pixelの賢い画像処理技術により、追いかけている被写体は比較的シャープに写し止められ、一方で背景はカメラの動きに合わせて流れたように写ります。これにより、被写体のスピード感や躍動感が際立った、ダイナミックな写真が生まれるのです。
これらの機能は、Pixelのソフトウェア処理能力(コンピュテーショナルフォトグラフィー)によって、複雑な設定なしに実現されています。ユーザーはモードを選んでシャッターを切るだけで、印象的な効果を得られるようになっているのです。
各モードの使い方と成功のコツ
では、実際にこれらのモードを使って撮影する手順と、うまく撮るためのコツを見ていきましょう。
光の軌跡や水の流れを美しく|長時間露光モードとは?
長時間露光は、シャッターを通常より長く開けておくことで、光や物の動きを一枚の写真に重ねて記録する撮影方法です。肉眼では見ることのできない、幻想的でアートな世界観を表現できます。Pixelでは、この効果を手軽に作り出す専用モードが用意されています。
- どんな写真が撮れる?:
- 夜景で車のヘッドライトやテールランプが光の線となって流れる写真。
- 滝や川、海の波などが、まるで絹のように滑らかに写る写真。
- 遊園地の観覧車やメリーゴーランドの光の輪。
- 星空の軌跡(これはかなり長時間露光が必要)。
- 花火をより華やかに捉えた写真。
初心者でも簡単!Pixel長時間露光のやり方と設定のコツ
- カメラアプリを開き、モードを選択: カメラアプリを起動し、画面下部の撮影モード一覧をスワイプして「長時間露光」を選びます。(Pixelのモデルやバージョンによっては「モーション」モードの中に含まれている場合があります)。
- カメラをしっかり固定!: ここが最重要ポイント!長時間露光中は数秒間シャッターが開いているため、わずかな手ブレも許されません。必ずPixelを三脚に固定するか、安定した場所に置いてください。 手持ちでの撮影はほぼ不可能です。「長時間露光 三脚必須」と覚えておきましょう。
- 構図を決めてシャッターボタンをタップ: 撮りたい景色や対象にカメラを向け、構図を決めます。準備ができたら、シャッターボタンをタップします。
- 撮影完了まで待つ: 画面に「長時間露光中」などの表示が出て、プログレスバーが進みます。撮影が完了するまで、Pixelを絶対に動かさないようにじっと待ちます。
【コツ】
- できるだけ暗い環境で撮ると、光の軌跡がより際立ちます。
- セルフタイマー機能(3秒後や10秒後にシャッターを切る)を使うと、シャッターボタンを押す際のブレを防げます。
- 人通りが多い場所では、人が幽霊のようにブレて写り込むこともあります。それも表現の一つとして楽しむか、人が少ない時間帯を狙いましょう。
被写体の躍動感を強調!アクションパンモードの魅力
アクションパンは、動いている被写体を追いかけながら撮影することで、背景だけを流してスピード感を表現するテクニックです。静止画なのに、まるで動画の一場面のような動きとスピード感が伝わってきます。Pixelなら、これも専用モードで簡単に試せます。
- どんな写真が撮れる?:
- 走っている人物や動物が、背景の流れる景色の中から浮き上がって見える写真。
- 車やバイク、自転車などが、疾走感たっぷりに写っている写真。
- スポーツシーンでの選手のダイナミックな動き。
アクションパン撮影を成功させるためのヒントと注意点
- カメラアプリでモードを選択: カメラアプリの撮影モードから「アクションパン」を選びます。(これも「モーション」モード内に含まれることがあります)。
- 被写体を捉えてカメラを振る: 撮りたい被写体が近づいてきたら、カメラを向けます。シャッターボタンを押す前から、被写体の動きに合わせて、同じスピードでカメラを水平に(または垂直に)滑らかに振り続けます。
- シャッターを切る: 被写体が適切な位置に来たタイミングで、カメラを振りながらシャッターボタンをタップします。シャッターを切った後も、少しの間カメラを振り続けるのがコツです。
【コツ】
- 背景が単調すぎると流れが分かりにくいので、ある程度色や形がある背景を選ぶと効果的です。
- 被写体との距離が近すぎると追いかけるのが難しくなります。少し距離を取った方が成功しやすいです。
- 被写体の動くスピードと、カメラを振るスピードを合わせることが最も重要です。最初は難しいので、何度か練習してみましょう。
- Pixelが被写体をうまく認識すると、画面上にガイドが表示されることがあります。
長時間露光とアクションパンの効果的な使い方
例えば、夜の交差点で三脚を立てて長時間露光モードで撮影すれば、信号待ちで止まっている車はくっきりと、動いている車のライトは赤い線や白い線となって流れる、幻想的な都市の風景が撮れます。一方、公園で走っている子供をアクションパンモードで追いかけながら撮れば、子供の楽しそうな表情は捉えつつ、背景の木々や遊具が流れて、元気いっぱいの躍動感が表現できるでしょう。
コツを掴んでPixelでの写真表現をもっと豊かに!
長時間露光とアクションパンは、モーションフォトとはまた違った写真の表現を可能にする、非常にクリエイティブな機能です。最初は三脚の準備(長時間露光)やカメラを振る練習(アクションパン)が必要で、少し難しく感じるかもしれません。しかし、何度か試してコツを掴めば、驚くほど印象的で「いいね!」と言われるような写真がPixelだけで撮れるようになります。特別な瞬間だけでなく、日常の何気ない風景や動きも、これらのモードを使えばアート作品のように変身させることが可能です。ぜひ、失敗を恐れずに挑戦して、Pixelでの写真表現の幅を大きく広げてみてください。
Pixelの写真が動く疑問解決|よくある質問とトラブルシューティング
Pixelの写真が動くことに関する疑問や、うまく機能が使えない場合の解決策をまとめました。「これってどういうこと?」「この機能、使えないんだけど…」そんなモヤモヤをここでスッキリ解消し、安心してPixelカメラの全機能を使いこなせるようになりましょう。
Pixelの「動く写真」に関する疑問やトラブルはここで解決!
Pixelのモーションフォト、長時間露光、アクションパンといった「動く写真」に関連する機能は非常に便利ですが、使っているうちに「あれ?」と思うような疑問が出てきたり、「うまく動かない!」といったトラブルに遭遇したりすることもあるかもしれません。例えば、「勝手に写真が動くのを完全に止めたいんだけど、どうすればいいの?」「長時間露光モードが選べないのはなぜ?」「撮ったモーションフォトをインスタに上げたいけど、どうなるの?」など、具体的な悩みを持つユーザーは少なくありません。このセクションでは、そうしたPixelの「動く写真」機能に関するよくある質問(FAQ)と、代表的なトラブルシューティングの方法をまとめて解説します。原因と対処法を知っておけば、いざという時に慌てず、スムーズに問題を解決して、快適にPixelカメラを使い続けることができます。
多機能ゆえの疑問、設定や環境が原因のトラブル
なぜPixelの動く写真機能に関して疑問やトラブルが起こるのでしょうか?一つは、Pixelカメラが高機能であるがゆえに、設定項目やモードが多く、すべての機能を完璧に把握するのが難しいという点が挙げられます。モーションフォトのように初期設定でオンになっている機能を知らないまま使っていて、後で気づいて戸惑うケースもあります。また、長時間露光やアクションパンのような特定の撮影モードは、その効果を発揮するために適切な撮影環境(暗さ、被写体の動きなど)が必要となるため、条件が合わないとモード自体が利用できなかったり、期待したような写真が撮れなかったりします。さらに、スマートフォンの機能はOSやアプリのアップデートによって仕様が変更されることもあり、以前はできたことができなくなったり、新しい機能が追加されたりすることで混乱が生じる可能性もあります。これらの理由から、ユーザーが疑問を感じたり、トラブルに直面したりする場面が出てくるのです。
よくある質問と具体的な解決策
それでは、具体的なQ&A形式で、よくある疑問とトラブルシューティングを見ていきましょう。
意図せず写真が動くのを止めたい!原因と確実な対処法
Googleフォトで写真を見ていると、勝手に短い動画みたいに動くのが気になる。完全に止めたい。
その現象の主な原因は、やはり「モーションフォト」機能がオンの状態で撮影されたためです。これを今後撮影する写真で止めるには、カメラアプリを開き、画面上部のモーションフォトアイコンをタップして「オフ」(斜線が入ったアイコン)に設定します。これで、新しく撮る写真が意図せず動くことはなくなります。
注意点: すでにモーションフォトとして撮影されてしまった写真を、後から完全に「動かない静止画」に変換する直接的な機能はGoogleフォトにはありません(ベストショットを別名保存することは可能)。ライブラリ上での動きが気になる場合は、モーションフォト機能をオフにしておくのが最も確実な対策です。
モーションフォトの動画部分だけを書き出して保存できる?
モーションフォトで撮れた短い動画の部分が面白いので、動画ファイルやGIFアニメとして保存したい。
はい、可能です。Googleフォトアプリを使います。
形式を選んで書き出しを実行すると、動画ファイル(.mp4など)やアニメーションGIFファイルとしてデバイスに保存されます。
1.該当のモーションフォトを開きます。
2.画面右上のメニューボタン(︙)をタップします。
3.「書き出す」や「エクスポート」といった項目を選択します。
4.書き出し形式として「動画」または「GIF」を選べる場合があります。(Pixelのモデルやアプリのバージョンにより異なります)
5.形式を選んで書き出しを実行すると、動画ファイル(.mp4など)やアニメーションGIFファイルとしてデバイスに保存されます。
長時間露光やアクションパンの項目がグレーアウトして選択できない場合
カメラアプリで長時間露光(またはアクションパン)を使おうとしたら、モード選択のボタンが灰色になっていて押せない。なぜ?
いくつかの原因が考えられます。
- 明るすぎる環境: 長時間露光は暗い場所での撮影を想定した機能です。日中の明るい場所などでは、光を取り込みすぎてしまうため利用できません。場所を変えるか、夜になるのを待ちましょう。
- カメラ/被写体の動きが不十分: アクションパンは、カメラが被写体の動きを検出する必要があります。カメラをしっかり固定しすぎているか、被写体の動きが遅すぎたり不規則だったりすると、うまく機能しないことがあります。
- 他のカメラモードとの併用: 例えば、ポートレートモードなど、他の特殊なモードが有効になっていると、長時間露光やアクションパンが利用できない場合があります。標準の「カメラ」モードに戻してから試してみてください。
- Pixelのモデル/バージョン: ごく稀ですが、お使いのPixelのモデルやOS、カメラアプリのバージョンによっては、機能がサポートされていない、あるいは一時的な不具合が発生している可能性も考えられます。アプリやOSを最新版にアップデートしてみましょう。
撮影した「動く写真」を他のアプリやSNSで共有する方法
モーションフォトで撮った面白い瞬間や、長時間露光で撮ったカッコいい写真をInstagramやLINEで友達に送りたいけど、どうなる?
共有する方法や、相手にどう見えるかは、共有先のアプリやサービスによって異なります。
- モーションフォト: Googleフォトから直接共有する場合、リンク共有であれば相手もGoogleフォト上でモーションフォトとして見られることが多いです。しかし、InstagramやTwitter、LINEなどに直接アップロードする場合、通常は動画部分は失われ、静止画(メインのフレームまたはトップショットで選んだフレーム)として共有されます。動画として共有したい場合は、前述の方法で動画ファイルやGIFに書き出してからアップロードする必要があります。
- 長時間露光/アクションパン: これらは、撮影時点で一枚の静止画として保存されています。そのため、特別な処理は不要で、通常の写真と同じように、どのアプリやSNSにもそのまま共有できます。見た目もPixelで撮った通りの効果が反映された状態で共有されます。
Pixelのアップデートで機能が変わる可能性について
前はできたのに、アップデートしたら設定方法が変わった/機能がなくなった気がする。
その可能性は十分にあります。Googleは、Android OSやPixel独自の機能、カメラアプリなどを定期的にアップデートしており、新機能の追加、既存機能の改善、UI(ユーザーインターフェース)の変更、場合によっては機能の廃止などを行うことがあります。もし操作方法が変わったり、期待通りに機能しなくなったりした場合は、まずはOSとカメラアプリが最新版になっているか確認しましょう。その上で、Googleの公式ブログやヘルプページ、信頼できるテック系ニュースサイトなどで最新情報をチェックするのがおすすめです。
原因を知り、正しい対処法でPixelカメラを使いこなそう!
Pixelの「動く写真」機能に関する疑問やトラブルは、多くの場合、機能の仕様や設定、撮影環境に原因があります。今回紹介したQ&Aを参考に、まずは落ち着いて原因を探ってみましょう。モーションフォトの設定を見直したり、長時間露光やアクションパンに適した環境で再挑戦したり、アプリの書き出し機能を使ったりすることで、解決できる問題がほとんどです。どうしても解決しない場合は、Googleの公式サポートに問い合わせるのも一つの方法です。正しい知識と対処法を身につけて、Pixelカメラの持つポテンシャルを最大限に引き出し、写真撮影をもっと楽しんでください。
まとめ|Pixelの写真が動く機能をマスターして撮影をもっと楽しく!
この記事では、Pixelの写真が動くというキーワードを軸に、Google Pixelの魅力的なカメラ機能であるモーションフォト(トップショット)、長時間露光、アクションパンについて、その仕組みから使い方、疑問解決まで詳しく解説しました。写真が意図せず動く原因とその対処法、決定的瞬間を逃さないトップショットの活用法、そして光跡や水の流れを美しく捉える長時間露光、被写体の躍動感を際立たせるアクションパンといった応用テクニックまで、ご理解いただけたでしょうか。これらの「動く写真」機能をマスターすれば、あなたのPixelでの写真体験は格段に豊かになります。日常のスナップに新たな発見を加えたり、特別なイベントをより印象的に記録したり、あるいはアーティスティックな作品創りに挑戦したり。ぜひ、この記事を参考に、Pixelカメラの様々な機能を積極的に試して、あなただけの素晴らしい瞬間を形に残してください。