こんにちは。スマートフォンUX研究所(SUR)所長の新城です。
Google Pixelで撮影した写真を見返したとき、「あれ?写真が少し動くぞ?」と驚いた経験はありませんか。意図せず写真が動くので、何かの不具合か、あるいは設定を間違えたかと不安になるかもしれませんね。特に、Pixelのモーションフォトとは何か、トップショット オフの方法はどこか、と設定を探している方も多いかなと思います。
この「写真が少し動く」特有の現象は、実はPixelアンドロイドの便利なカメラ機能によるものなんです。でも、便利な反面、Pixelの写真容量を圧迫しないか、モーションフォトを静止画にするにはどうすればいいか、といった疑問も出てきますよね。
この記事では、なぜPixelの写真が動くのか、その原因であるモーションフォト機能の解説から、不要な場合のオフ設定、さらには長時間露光やアクションパン撮影方法といった応用まで、皆さんの疑問をスッキリ解決していきます。
この記事でわかること
- Pixelの写真が動く「モーションフォト」の仕組み
- 意図せず動く写真を止める(オフにする)具体的な設定手順
- 撮影した動く写真を動画や静止画として保存する方法
- 長時間露光などPixelカメラの応用機能の基本
Pixelの写真が動く原因はモーションフォト機能

Pixelで撮影した写真が動く現象、その正体はほとんどの場合「モーションフォト」という機能です。まずはこの機能がどういうもので、なぜデフォルトでオンになっていることが多いのか、その仕組みと特徴を整理していきましょう。
モーションフォトとは?その機能
モーションフォトは、Pixelのカメラでシャッターボタンを押した瞬間の前後約1.5秒ずつ、合計約3秒間の短い動画を、静止画と同時に記録する機能です。
Googleフォトなどの対応アプリでこの写真を開くと、写真が再生されて動き出す、という仕組みですね。いわゆるAppleの「Live Photos(ライブフォト)」のGoogle版と考えると分かりやすいかもしれません。
この機能のポイントは以下の通りです。
- 音声は記録されない(動画部分は無音です)
- シャッター前後の「一瞬」を逃さないために記録される
- ファイルサイズは通常の静止画より数MB大きくなる
静止画だと思って撮ったのに、後で見返したらその場の空気感が蘇るような動きが記録されていて、ちょっと得した気分になることもあります。
トップショット機能との関係を解説
モーションフォトと非常によく似た機能として「トップショット」があります。この二つの関係性を理解することが、Pixelカメラを使いこなす鍵かもしれません。
モーションフォトが「写真の前後3秒間の動画を記録する」機能であるのに対し、トップショットは「モーションフォトで記録した動画フレームの中から、AIがベストショットを提案する」機能です。
例えば、集合写真で誰かが瞬きしてしまった場合でも、トップショット機能があれば、モーションフォトの記録(動画フレーム)から瞬きする直前や直後の「目が開いている瞬間」をAIが探し出し、「このフレームが良いのでは?」と提案してくれるわけです。
トップショットの画質に関する注意点
トップショットで提案されるフレームの中には、メインの静止画(高解像度)とは別に、動画から切り出された低解像度(約1.6MPなど)のフレームが含まれる場合があります。AIが推奨した写真がもし低解像度フレームだった場合、スマホで見る分には綺麗でも、印刷や拡大編集には向かないことがあるので注意が必要です。
Google Pixelの初期設定と確認方法
「自分では設定した覚えがないのに、写真が動く」という場合、多くは初期設定でモーションフォトが「オン」または「自動」になっているためです。
設定の確認はとても簡単です。
- Pixelの標準「カメラ」アプリを起動します。
- 撮影画面の上部(または設定項目の中)に、円の中に再生マークのようなアイコン (モーションフォト アイコン)があるか確認します。
- このアイコンをタップすると、「オン」「自動」「オフ」を切り替えることができます。
「自動」になっていると、Pixelが「このシーンは動きがありそうだな」と判断した場合にのみ、モーションフォトが記録されます。常にオフにしたい場合は、このアイコンが「オフ(斜線が入った状態)」になるように設定変更すればOKです。
写真が動くメリットとデメリット
モーションフォト機能は便利な反面、いくつか知っておくべき点もあります。メリットとデメリットを簡単にまとめてみました。
モーションフォトのメリット
- 決定的瞬間を逃さない:シャッタータイミングがズレても、前後のフレームからベストショット(トップショット)を選べます。子供やペットの撮影に強いですね。
- 臨場感の記録:その場の雰囲気や被写体の一瞬の表情など、静止画だけでは伝わらない「動き」を思い出として残せます。
モーションフォトのデメリット
- ストレージ容量の圧迫:動画データも一緒に保存するため、1枚あたりのファイルサイズが通常の静止画より2~数MB程度大きくなります。大量に撮影すると、スマートフォンの容量(ストレージ)を圧迫する原因になります。
- 画質の問題:前述の通り、トップショットで選ぶフレームによっては画質が低い場合があります。
- バッテリー消費:常に動画を記録(バッファリング)するため、静止画のみの撮影よりはバッテリー消費がわずかに増える可能性があります。
個人的には、容量を気にしないのであれば「自動」設定にしておき、PixelのAIに判断を任せるのが一番バランスが良いかなと感じています。
スマートフォンでの再生と共有の注意点
モーションフォトで撮影した「動く写真」ですが、共有する際には少し注意が必要です。
Pixelで撮影したモーションフォトは、Googleフォト上では正しく「動く写真」として再生されます。Googleフォトのアルバムで家族や友人に共有する場合も、相手がGoogleフォトを使っていれば問題なく動きが再現されることが多いです。
しかし、LINE、Instagram、X(旧Twitter)、Eメールなどで送信する場合、これらのプラットフォームはモーションフォトの「動画部分」を認識できず、単なる「静止画」として送信されてしまいます。
「この動く瞬間を見てほしい!」と思って送ったのに、相手にはただの写真として届いてしまい、意図が伝わらない…ということが起こりがちなので、覚えておくと良いですね。
Pixelの写真が動く設定の解除と応用対処

「Pixelの写真が動く」現象の原因がモーションフォト機能にあると分かりました。ここからは、この機能を意図的にオフにする(解除する)方法や、逆にこの「動き」を積極的に活用する方法について解説していきます。
動く写真をオフにする設定と解除
撮影した写真が意図せず動くのを今すぐ止めたい、という場合の解除(オフ)設定は非常に簡単です。
先ほど「初期設定の確認方法」でも触れましたが、手順は以下の通りです。
- Pixelの標準「カメラ」アプリを起動します。
- 撮影画面の上部にある「モーションフォト アイコン」(円の中に再生マークのようなアイコン)を探します。
- このアイコンをタップし、「オフ」(アイコンに斜線が入った状態)を選択します。
たったこれだけで、以降に撮影する写真はモーションフォトが記録されなくなり、通常の「動かない静止画」として保存されます。
トップショットもオフにしたい場合
モーションフォトと連動している「トップショット」機能も個別にオフにすることが可能です。カメラアプリ左下(または上部)の設定アイコン(歯車マーク)をタップし、「トップショット」の項目を探して「オフ」に設定変更してください。
※Pixelのバージョンやモデルによって、設定メニューの場所が「その他の設定」の中にある場合もあります。
モーションフォトを動画として保存する方法
逆に、「モーションフォトで記録されたこの3秒間の動き、面白いから動画として保存したい!」という場合もあるかと思います。
その場合は、Googleフォトアプリから簡単に動画やGIFアニメとして書き出す(エクスポートする)ことが可能です。
- 「Googleフォト」アプリで、該当のモーションフォトを開きます。
- 写真が再生されます。画面の右上にあるメニューボタン(︙)をタップします。
- メニューから「エクスポート」または「書き出す」を選択します。
- 「静止画」「動画」「GIF」といった保存形式の選択肢が表示されます。
- ここで「動画(MP4形式)」や「GIF」を選べば、LINEなど他のアプリでも再生可能なデータとしてデバイスに保存できます。
この方法を使えば、モーションフォト非対応のSNSにも動きのあるコンテンツとして共有できますね。
長時間露光やアクションパンの活用
Pixelの「動く写真」技術は、モーションフォトだけではありません。Pixel 6以降のモデルでは、さらにクリエイティブな「動き」を表現できるモードが搭載されています。
長時間露光(Long Exposure)
これは、シャッターを数秒間開けっ放しにするのと同じ効果をソフトウェア処理で実現する機能です。夜景で車のライトが光の線になったり、滝の水がシルクのように滑らかに流れる写真を撮ることができます。
撮影のコツ:絶対にカメラを固定すること。手持ち撮影はほぼ不可能なので、必ず三脚(スマートフォン用の小さなものでOK)を使用してください。カメラモードを「長時間露光」に設定し、シャッターを押したら撮影が終わるまでPixelを一切動かさないのがポイントです。
アクションパン(Action Pan)
これは、いわゆる「流し撮り」をAIがサポートしてくれる機能です。走っている人や車、自転車など、動いている被写体にピントを合わせつつ、背景だけを意図的にブラして(流して)、スピード感を表現できます。
撮影のコツ:カメラモードを「アクションパン」に設定し、動く被写体を追いかけるようにPixel本体を水平に振りながらシャッターを切ります。シャッターを切った後も、少しの間カメラを振り続けるのが成功の秘訣です。
機能が無効な場合の対処Q&A
いざ「長時間露光」や「アクションパン」を使おうとしたら、モードがグレーアウトしていて選択できない、という場合のQ&Aです。
長時間露光モードが選べません
周囲が明るすぎる可能性があります。
長時間露光は、その名の通り「長い時間」光を取り込む機能です。日中の明るい場所などでは、光を取り込みすぎて写真が真っ白になってしまうため、Pixelが自動的に機能を無効にします。夜や薄暗い室内など、暗い場所で試してみてください。
アクションパンモードがうまく機能しません
被写体の動きがPixelに認識されていないかもしれません。
アクションパンは、AIが「動いている被写体」と「背景」を区別する必要があります。被写体の動きが遅すぎたり、背景との区別がつきにくい場合、うまく処理できないことがあります。また、カメラを振るスピードと被写体のスピードを合わせる練習も少し必要かもしれませんね。
PR
スマホを使うだけでおこづかいが貯まる、ちょっと得するチャンス!
【Android版スマートフォンモニター】は、世界100カ国以上で信頼される調査会社ニールセンが提供する公式プログラム。
専用アプリをインストールして初期設定を行えば、あとは普段通りスマートフォンを使うだけでOK。毎月謝礼がもらえます。
収集されるのはWEBやアプリの利用状況のみで、通話内容や個人情報は取得されないため安心。
あなたのスマホ利用が、未来の便利なサービス開発に役立つかもしれません。
Androidユーザー(OS8.0以上)なら18歳以上で誰でも参加可能。
スキマ時間に、気軽に始めてみませんか?
Pixelの写真が動く機能を使いこなすまとめ
今回は、「Pixel 写真 動く」という現象の謎について、その原因であるモーションフォト機能を中心に解説しました。
写真が動くのは不具合ではなく、「モーションフォト」や「トップショット」という便利な機能が働いている証拠でした。もちろん、容量の圧迫や共有時の不便さを感じる場合は、カメラアプリの設定から簡単に「オフ」にすることも可能です。
また、応用編として紹介した「長時間露光」や「アクションパン」は、PixelのAIカメラ機能の真骨頂とも言える面白い機能です。三脚が必要など、少し準備は要りますが、これらを使いこなせばスマートフォンで撮ったとは思えないような、印象的な「動き」のある作品を撮影できるかなと思います。
皆さんも、ご自身の使い方に合わせて設定をオン・オフ・自動と切り替えながら、Pixelのカメラ機能を最大限に楽しんでみてください。

